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🌙【夏の不眠】暑くて寝られない?薬を使わずに快眠する方法

【目次】

  1. 夏に眠れない理由とは?
  2. 不眠タイプ別:夏の原因と対策一覧

  3. 薬を使わない快眠法7選(科学的根拠あり)

  4. 心療内科でできるサポート

  5. まとめ|夏もぐっすり眠るために


1. 夏に眠れない理由とは?

夏になると「暑くて眠れない」「朝早くに目が覚める」といった不眠の相談が増えます。特に、以下のような症状が出る方は要注意です。

  • 布団に入っても寝付けない(入眠困難)

  • 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)

  • 朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)

これは単なる暑さのせいだけではなく、体温・湿度・光・生活リズムの変化が大きく関係しています。

🔥暑さと湿気

人は寝るときに深部体温(体の中心の温度)を下げることで眠りに入ります。しかし夏の夜は気温が高く、体の熱が逃げにくいため寝付きが悪くなるのです。

さらに湿度が高いと汗が蒸発せず、寝苦しさで途中で目が覚める原因に。

🌞日照時間の長さ

夏は日没が遅く、脳が「まだ昼間」と判断して睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌されにくくなります。逆に朝は日が早く昇り、カーテン越しの光で目覚めてしまうことも。

🕒生活リズムの乱れ

夏休みやイベントなどで、就寝・起床時間が乱れがちに。「夜ふかし→朝早く目覚める」パターンで睡眠不足の悪循環に陥りやすくなります。


2. 不眠タイプ別:夏に悪化しやすい原因と対策

症状 夏の主な原因 対策のヒント
入眠困難 夜間の高温、日没の遅さ エアコン、ぬるめの入浴、照明調整
中途覚醒 蒸し暑さ、寝汗、飲酒 除湿器・通気性の良い寝具・アルコール控えめ
早朝覚醒 早朝の光、生活リズムの乱れ 遮光カーテン・一定の睡眠スケジュール

3. 薬を使わない快眠法7選(科学的根拠あり)

① 寝室を「快眠温度」に

冷房は26℃前後+除湿機能が目安。強風より微風設定の方が睡眠の質が良いとされています。

② 遮光カーテン・アイマスクで朝日対策

メラトニン(睡眠ホルモン)は光に弱いため、朝日が入らない工夫が重要です。

③ 就寝1〜2時間前のぬるめ入浴

38〜40℃の湯船に10〜15分。入浴後に体温がゆっくり下がることで、自然な眠気を誘導します。

④ 寝具・パジャマの見直し

麻や綿素材で通気性・吸湿性の良いものを選びましょう。ジェル枕などの冷却グッズも有効です。

⑤ 就寝前のスマホ・TVを控える

ブルーライトがメラトニンを抑えてしまいます。就寝1時間前からは画面を見ないことが理想です。

⑥ カフェイン・アルコールの摂取制限

カフェインは6時間以上残るため、午後以降は避けるのがベスト。アルコールも一時的な眠気だけで、睡眠の質を下げるので注意。

⑦ 起床後は朝日を浴びる

体内時計をリセットし、自然な睡眠リズムを整える効果があります。毎朝15分の日光浴がおすすめです。


4. 心療内科でできるサポート

不眠が数週間以上続く場合は、慢性不眠症の可能性もあります。

当院では、**認知行動療法(CBT-I)**を取り入れた非薬物療法や、必要に応じた睡眠導入剤のご相談も可能です。

「薬を使いたくない」「自分で改善したい」という方にも、**生活指導やスリープログ(睡眠記録)**を活用しながら、一人ひとりに合った改善法をご提案しています。


5. まとめ|夏の不眠は工夫で防げる!

夏の不眠は、ちょっとした環境や習慣の見直しで大きく改善できます。

✅ 夜の涼しさと暗さを意識する
✅ 食事や運動、入浴時間を整える
✅ 起きたら朝日を浴びる

これらの非薬物的アプローチをぜひ試してみてください。